ヒスイ羊かん

ヒスイ羊かんとは

縄⽂⼈たちがこの⽯の故郷を⾒ることはなかった。
初めてヒスイに出会ったとき、彼らはこの⽯を通して天界からのパワーを感じ取ったはずである。この⽯に出会い、世界に⼀つとして同じ⽯が無いように、富⼭県朝⽇町ヒスイ海岸で出会う、⼀期⼀会のヒスイを和菓⼦に…。

その神秘な輝きを放つヒスイの原⽯が、波に打ち寄せられる世界でも稀な海岸が越中宮崎にある。
⼈々が夢を求めるこの海岸は「⽇本の渚・百選」にも選ばれた。
⽇本の縄⽂ヒスイ⽂化は世界最古の硬⽟加⼯の⽂化が北陸から全国に広がっていった。
今から5,000年を優に超える遥か昔、富⼭県から新潟県にかけての海べりで縄⽂⼈によってヒスイが発⾒された。
ヒスイは「豊穣、⽣命、再⽣」をもたらしてくれる⽯と信じられて“幸運の⽯”として⼤切にされ、
北陸に⼤きなヒスイの王国が作られた。
ヒスイは、2016年に⽇本の⽯、国⽯に選ばれた。

万葉集の中に、
【ぬなかわ(奴奈川)の そこ(底)なる玉 求めて 得し玉かも 惜しき 君が 老ゆらく惜しも】
というヒスイを詠った古歌がある。
その意味は、[ぬな川の底にある素晴らしく美しい⽟。私が探し求めてやっと⼿に⼊れた美しい緑の⽟。
やっと⾒つけて拾った⽟。その⽟のように⼤切な貴⽅が、歳をとっていかれるのが惜しまれてならない]
川に流れ、海から揚がったヒスイは独特の肌を⾒せ、まさに“万葉の宝⽯”である。
古事記に⾒る⾼志(越)の⼥王沼河姫がヒスイの飾りを⾝につけていた。⾼志と出雲はヒスイでも結ばれていた。

餡を練る

翡翠は出会ったその⼟地の⾃然を語ります。
富⼭のヒスイの⾊を模索して 餡を練り込みます。

寒氷で模様を描く

天然⽷寒天で作る寒氷は、⽯のかたさと⽩⾊の
ヒスイを表現して…
⼈の⼿でヒスイの⽯を採掘し、
勾⽟を作るように思いを馳せて模様を描きます。

羊かんを流し込む

地殻変動で流れででくるヒスイのように、
カワセミ⾊はフォッサマグナがとりなす奇跡。
ほのかな抹茶の味をお楽しみください。

完成

最後に丁寧な切り分けを施して、⾃然の織り成す神秘的な結晶を表した“ヒスイ羊かん”の完成です。

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